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蕩けるようなキスをして
第34章 彼の過去
言えよ、華夜-優しく弄るだけだった陸の指先が、不意に、華夜子の口内をこじ開けるように侵入してきた。
驚き、彼を見詰めれば、陸の双眸には、いつしか剣呑なそれが宿っている。
ほんの数秒前まで、淋しく目を細めていた彼は、もういなかった。
「この口で、言えよ、華夜-」
もうひとりの彼が、華夜子を激しく、翻弄し始める。
「俺の女になるって言えよ、華夜」
-もう、関係ないなんて絶対、言わせない。
彼女の唇から離した指を、赤い舌先で舐め、陸は不敵に笑った。
華夜子の頬が燃えるように、熱くなる。
「関係ない?大いにあるだろ。華夜が言いさえすれば、すぐに関係あるようになるんだよ。そういう関係にあるなら、嫉妬して当たり前だろ。怒って当然だろ。不安になるに決まってる-」
陸の手が伸び、華夜子の髪に触れた。
彼女の後頭部に留まってる、小さな丸い飾りの感触を確かめ、陸は小さな喜びに震える。
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