この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第34章 彼の過去

『もう少し、待って』
『もう少しだけ、待っていて』

「俺、待ってるんだけど。華夜に言われた日から、ずっと、毎日、待っている。今日がその日かもって、毎朝すげー期待してる。今日こそは、華夜が言ってくれるんじゃないかって、すげーどきどきしながら、大学中、毎日華夜の姿を探してる」
「…」
「もう少しって、まだ?もう少しって、あとどれくらい?俺的には、もうそろそろいいんじゃないかとも思うんだけど」
「…」
「…今日も、もう少し?」
淋し気に笑われ、思わず華夜子は、口を開きかける。
その僅かに開いた華夜子の唇に、陸の指が触れた。
もう、待てない-陸は華夜子の桜色の唇をなぞりながら、うわ言のように囁いた。
/1890ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ