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蕩けるようなキスをして
第34章 彼の過去
偶然。
そして、必然。
すぐ隣りに座る陸の口唇が、何かを言いたげに微かに動く。
けれど、結局。
憚るように、すぐに唇が結ばれた。
「あ~あ、来なきゃ良かった!櫻葉陸ののろけ話に、あてられただけだった!」
ベンチから、乃愛が勢いづけて立ち上がった。
ウエーブのかかった長い髪の毛が、なびく。
手にしていたスマートフォンを確認し、やがて嬉しそうに表情を柔らかくする。
「彼氏からラインきてた。そろそろ行かないと」
鞄を肩に掛け、乃愛はベンチに並ぶふたりに、笑顔を向けた。
「邪魔してごめんね。後はふたりでホテルに行くなり好きにして」
「行くか、馬鹿!」
なんでまた蒸し返すような話をするかな-陸は頭が痛い。
そんな陸の慌てふためく姿に、乃愛は増々苛めたくなる。
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