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蕩けるようなキスをして
第33章 抱擁
その微笑みが意味するところを知らず。
華夜子は眉を顰(ひそ)める。
増々、募る、懼(おそ)れ。
渇いた喉で、ようやく少量の唾液を飲み込んだその時。
陸の薄い唇が開(あ)き、赤い舌が覗いた。
その濡れた舌先は左端から右へ、含みを持たせゆっくりと、彼の下唇(かしん)を這う。
思わず、惹き込まれるように、見てしまう。
「こんな風に、されでもした?」
魅入ってしまっていた華夜子に、陸は誘うに笑って見せた。
羞恥に染まる、頬。
「ほら、やっぱりっ…!」
-舐めてたじゃないの。
気のせいなんかじゃない。
嘘つき。
もう我慢がならないとばかりに、華夜子は今度こそ彼から逃れようと、激しく抵抗する。
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