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蕩けるようなキスをして
第33章 抱擁
左手で華夜子の後頭部を掴まえ、引き寄せ、陸は俯き加減となり、彼女の額に自らのそれを押し付けた。
彼女の、驚きに息を呑む音が、はっきりと聞こえる。
「…焦らすなよ」
瞳を閉じ、絞り出す、声。
「なんでこんなに焦らすんだよ、華夜」
苦しい呟き。
彼女に触れている額は、焼けるように熱かった。
「もう一度、華夜を抱き締めたい。華夜を、抱きたい」
うわ言のように、繰り返す。
彼女だけを求める唇からは、切ない溜め息が漏れる。
「もう一度は、ある?」
彼女に恋焦がれるこの胸は、もう押し潰されそうだった。
「もう一度は…ない?」
彼女が放つ媚薬の香りに酔わされ、これ以上はないくらいに昂ぶる、思考。
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