この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第33章 抱擁
「…言ってない」
「華夜?」
「私、帰りたいだなんて言ってない」
再び、俯かれる。
その姿は不安定で、儚げだったけれど。
彼女が紡ぐその言葉だけは、確かだった。
陸は絶句する。
「…帰りたいと思ってない。そう、聞こえるんだけど」
遠慮がちに、陸は華夜子に、問う。
幻聴なんだろうか-頭の片隅で思いながら。
「帰らなくて…いいの?」
「…うん」
「ここにいたいって。俺といたいって。…俺は、自分に都合がいいように解釈しようとしてる」
-それで、いいの。
-それで、正解?
/1890ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ