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蕩けるようなキスをして
第31章 恋バナ
そう言えば。
彼との最初の出会いが悪かったのは、彼女が半分加担していたからだったっけ…。
あの時は正直。
なんだ、この女は-そう、思ったけど。
「華夜子の彼氏になるって知ってたら、手、出さなかったのに。抱き合って、しかもキスまでしちゃってごめんね?」
「…いいよ、それは。みんな色々な過去があって当然だし」
全然気にならない-言えば、嘘になるけれど。
こうやって、謝ってくれたし。
彼女も、色々と私に忠告してくれたり、したし。
「…私も、ごめんね」
「何が?」
「乃愛、私にわざわざ教えてくれたのに。櫻葉陸を本気で好きになったら、後悔するって。傷付くって」
好きになんかならない-そう、思ってた。
好きになってしまっていた-それなのに、いつの間にか。
彼との最初の出会いが悪かったのは、彼女が半分加担していたからだったっけ…。
あの時は正直。
なんだ、この女は-そう、思ったけど。
「華夜子の彼氏になるって知ってたら、手、出さなかったのに。抱き合って、しかもキスまでしちゃってごめんね?」
「…いいよ、それは。みんな色々な過去があって当然だし」
全然気にならない-言えば、嘘になるけれど。
こうやって、謝ってくれたし。
彼女も、色々と私に忠告してくれたり、したし。
「…私も、ごめんね」
「何が?」
「乃愛、私にわざわざ教えてくれたのに。櫻葉陸を本気で好きになったら、後悔するって。傷付くって」
好きになんかならない-そう、思ってた。
好きになってしまっていた-それなのに、いつの間にか。

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