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蕩けるようなキスをして
第31章 恋バナ
「…あのひと、変わった女が好きみたい。私に膝蹴りされたり、叩かれたり、暴言吐かれたり。そういうのが嫌いじゃないみたい。今まで自分の周りにいた、どの女とも違うタイプだから、興味持ったんだと思う」
華夜子の呟きに、流石の乃愛も少々引き気味に訊き返す。
「…何、それ?」
「いや、だって本人が、私のそういうとこを、好きになったって言ってたから。…マゾ?」
乃愛と留以は、ふたり同時に勢いよく吹いた。
乃愛に至っては、お腹を抱えているくらいだ。
留以も涙を浮かべ、なかなかに笑いを抑えられない様子だ。
「櫻葉陸ってマゾヒストだったんだ。それは知らなかったわあ~!…成程ね。だからどんな色仕掛けも通用しなかった訳だ」
合点がいったと、乃愛は何度も頷く。
「…そんなとこが好きだと告白されても、正直胸中複雑だけどね」
華夜子が付け足せば、
「いいじゃん!だってあの櫻葉陸だよ?絶対誰のものにもならなかったのに。大学中の女子の羨望の的だよ?」
華夜子の呟きに、流石の乃愛も少々引き気味に訊き返す。
「…何、それ?」
「いや、だって本人が、私のそういうとこを、好きになったって言ってたから。…マゾ?」
乃愛と留以は、ふたり同時に勢いよく吹いた。
乃愛に至っては、お腹を抱えているくらいだ。
留以も涙を浮かべ、なかなかに笑いを抑えられない様子だ。
「櫻葉陸ってマゾヒストだったんだ。それは知らなかったわあ~!…成程ね。だからどんな色仕掛けも通用しなかった訳だ」
合点がいったと、乃愛は何度も頷く。
「…そんなとこが好きだと告白されても、正直胸中複雑だけどね」
華夜子が付け足せば、
「いいじゃん!だってあの櫻葉陸だよ?絶対誰のものにもならなかったのに。大学中の女子の羨望の的だよ?」

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