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蕩けるようなキスをして
第30章 友達以上
この間はどんな細かいそれでも、皿の端に見事に避(よ)けていたのに。
なのに、今は-、
「…なんだよ」
ちょうど箸を口に運んでいた陸は、まじまじと見詰めてくる華夜子を、軽く睨んでみせる。
照れ隠しの為、その口調はぶっきらぼうだ。
「…人参、食べてる」
思わず、感動を覚える。
口に入れたものの、やっぱり飲み込みに苦労し、買っておいたペットボトルのお茶の力を借りる。
休み休み食べていても終わらない-連続で口にし、なんとか全てを食べ切った。
皿に強制的に盛られたそれを、綺麗に平らげたのは何年振りか-深い達成感に、陸は深く息を吐(つ)く。
どうだと言わんばかりに、陸は華夜子に向けて口角を上げ、踏ん反り返る。
「…やれば出来るんじゃん」
華夜子は素直に、胸が熱くなる。
なのに、今は-、
「…なんだよ」
ちょうど箸を口に運んでいた陸は、まじまじと見詰めてくる華夜子を、軽く睨んでみせる。
照れ隠しの為、その口調はぶっきらぼうだ。
「…人参、食べてる」
思わず、感動を覚える。
口に入れたものの、やっぱり飲み込みに苦労し、買っておいたペットボトルのお茶の力を借りる。
休み休み食べていても終わらない-連続で口にし、なんとか全てを食べ切った。
皿に強制的に盛られたそれを、綺麗に平らげたのは何年振りか-深い達成感に、陸は深く息を吐(つ)く。
どうだと言わんばかりに、陸は華夜子に向けて口角を上げ、踏ん反り返る。
「…やれば出来るんじゃん」
華夜子は素直に、胸が熱くなる。

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