この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第30章 友達以上
この間はどんな細かいそれでも、皿の端に見事に避(よ)けていたのに。
なのに、今は-、
「…なんだよ」
ちょうど箸を口に運んでいた陸は、まじまじと見詰めてくる華夜子を、軽く睨んでみせる。
照れ隠しの為、その口調はぶっきらぼうだ。
「…人参、食べてる」
思わず、感動を覚える。
口に入れたものの、やっぱり飲み込みに苦労し、買っておいたペットボトルのお茶の力を借りる。
休み休み食べていても終わらない-連続で口にし、なんとか全てを食べ切った。
皿に強制的に盛られたそれを、綺麗に平らげたのは何年振りか-深い達成感に、陸は深く息を吐(つ)く。
どうだと言わんばかりに、陸は華夜子に向けて口角を上げ、踏ん反り返る。
「…やれば出来るんじゃん」
華夜子は素直に、胸が熱くなる。
/1890ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ