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蕩けるようなキスをして
第30章 友達以上
その笑顔に、また好きになった。
その笑顔に、もっと好きになった。
きっと。
今日も付けて来てくれるはず-だから、その後ろ姿を発見した時は、本当に嬉しくって。
でも。
自分と同じ嬉しいじゃないのかな。
単にお気に入りの飾りだから、付けてるだけ?
俺があげたから-じゃないのかな。
いちいち、こんな事を気にして。
いちいち、こんな事で落ち込んで。
そろそろ食べないと、午後の講義が始まってしまう-陸は重い気分の中、それでも箸をなんとか進めようとし、
「…以上」
消え入りそうな声が、届いた。
え?-よく聞き取れず、陸は彼女を覗き込む。
その笑顔に、もっと好きになった。
きっと。
今日も付けて来てくれるはず-だから、その後ろ姿を発見した時は、本当に嬉しくって。
でも。
自分と同じ嬉しいじゃないのかな。
単にお気に入りの飾りだから、付けてるだけ?
俺があげたから-じゃないのかな。
いちいち、こんな事を気にして。
いちいち、こんな事で落ち込んで。
そろそろ食べないと、午後の講義が始まってしまう-陸は重い気分の中、それでも箸をなんとか進めようとし、
「…以上」
消え入りそうな声が、届いた。
え?-よく聞き取れず、陸は彼女を覗き込む。

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