この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第30章 友達以上
余計な事を口走って、プライドを傷付けてしまったかもしれない。
無言で明後日の方向を向いてしまった陸に、声を掛けようとした時-逆に、他ならぬ彼に、謝罪を呟かれる。
「…ごめん」
「え…?」
「…困らせたくないから、喋らないつもりだったのに。つい、いつもの調子で口を開いてしまった」
-ごめんね、華夜。
僅かに垣間見える、自分を責める彼の横顔。
大勢の人前で、豪快に笑い飛ばしてみせるくせに。
こんな事で?-思うような事でも、すぐに憂いてしまう、実は繊細な、ひと。
そんな彼に薄く苦笑し、華夜子は静かに語り掛けた。
「困ってなんてないよ。…その、休みの間のように。同じように。喋ってくれていいよ」
頬杖を解き、陸は彼女に向き直った。
「って言うか。喋って欲しい-」
/1890ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ