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蕩けるようなキスをして
第30章 友達以上
驚きに、陸も思わず、華夜子の顔をまじまじと見てしまう。
しまった-思ったけど、口にしてしまったものは、仕方がない。
「…人参。残さずちゃんと、食べるんだよ?」
華夜子は恐る恐るながらも、窘める。
瞬時に染まる、陸の顔。
「ば、馬鹿っ…」
たった数秒前まで、話せない-そう、悩みまくっていた事も忘れ。
陸は、華夜子の耳元へ唇を寄せ、早口の小声でまくし立てる。
「こんな沢山の人がいる中で、くだらない事言うなってっての!」
「…だって。この間一緒にご飯食べた時、人参だけ皿の端に寄せてた」
「だからっ。今そんな事言わなくてもいいだろ。ガキじゃねーんだから、人参食べれないとか、恥ずかし過ぎるだろっ」
「好き嫌いは良くないよ。そう思うなら、努力して-」
「頑張って食べれるようになるなら、とっくに…!」
-食べれるようになってる。
しまった-思ったけど、口にしてしまったものは、仕方がない。
「…人参。残さずちゃんと、食べるんだよ?」
華夜子は恐る恐るながらも、窘める。
瞬時に染まる、陸の顔。
「ば、馬鹿っ…」
たった数秒前まで、話せない-そう、悩みまくっていた事も忘れ。
陸は、華夜子の耳元へ唇を寄せ、早口の小声でまくし立てる。
「こんな沢山の人がいる中で、くだらない事言うなってっての!」
「…だって。この間一緒にご飯食べた時、人参だけ皿の端に寄せてた」
「だからっ。今そんな事言わなくてもいいだろ。ガキじゃねーんだから、人参食べれないとか、恥ずかし過ぎるだろっ」
「好き嫌いは良くないよ。そう思うなら、努力して-」
「頑張って食べれるようになるなら、とっくに…!」
-食べれるようになってる。

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