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蕩けるようなキスをして
第30章 友達以上
並んで座った今頃になって、ようやく勇気を出して、確認している自分。
そんな事をしなくとも。
普通に、話し掛けさえすればいい-思うけど。
訊く必要なんてあるのか-思えれば。
返答を待つ身では、とても食べ物に手なんかつけられない。
すぐ隣りの彼女を見る事も出来ず。
手にした箸を弄びつつ、陸はカフェテリアの大きなガラス窓の向こう側を、ただ眺めるしかない。
陸、食わねーの-近くに座った数人の友達が、からかう。
気怠げに、視線を送る。
食わねーなら貰うけど-半分冗談、半分本気で箸を伸ばされ、陸は鬱陶しく思いつつ、適当にあしらう。
「今、食うよ。盗むな」
軽く睨み、陸はトレイごと、自分の身体に引き寄せる。
側に寄ったトレイを思わずちら見した華夜子は、つい、呟いてしまう。
「あ、人参…」
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