この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第29章 嫉妬
拗ねたように、目を伏せられた。
何かを言えばいいのだろうけれど。
華夜子もまた、何をどう言えばいいのか迷い、結局彼に何も答えられない。
暫しの沈黙を破り。
陸は再び、開口する。
「そしたらさ。結構前から目ぇ付けられてたらしく。『三十分前からずっと待ってるけど、彼女とは何時に待ち合わせなの』ってまた訊いてくるから『もうすぐで来る』って」
「…」
「それで一回は諦めてくれたんだよ。でもまた三十分後に、側に寄って来て-」
-もう一時間も待ってるじゃない。彼女にすっぽかされた?
陸は深く、息を吐(は)いた。
「まあさ。一時間もおんなじ場所に突っ立っていたら、流石にそう思われても仕方ないなと。それでも『遅れてるけど、もうすぐで来るってラインあったから』とか適当に理由付けて、どうにか向こう行ってくんないかなって思ってたんだけど-」
-彼女が来るまで、一緒にいさせてよ。来たら、いなくなるから。
/1890ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ