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蕩けるようなキスをして
第29章 嫉妬
「馬鹿!疾(やま)しい事なんかなんもない。…だから。ただ、恥ずかしいだけだ」
言って、本当は優しく撫でる予定だった彼女の髪を、陸は照れ隠しに思いっきりぐしゃぐしゃにし、軽く小突き、手を離した。
折角綺麗に結ってきた髪を乱暴にされ、華夜子は抗議の声を上げる。
「ちょっと…!」
「…今度こそ絶対、呆れられて。笑われるのが分かるから、なかなか言えねーんだよ」
彼女の怒りに被せて、陸は言い捨てる。
「呆れる…?笑う…?」
華夜子は手櫛で髪の毛を整えながら、目の前の彼を見詰める。
本気で思い悩んでいるのが分かる、真剣な瞳。
結ばれた、唇。
どうしたの?-問おうとしたのだが、陸の溜め息が早かった。
「ま、言うけどさ。…華夜からライン貰った日から、今日がすげー楽しみで。興奮して、昨夜も殆ど寝れなかったって話はしたじゃん?」
「…うん」
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