この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第29章 嫉妬
-怖えー女。
陸が言を紡ぐ度、温かな吐息と共に、柑橘系の香りが鼻腔を掠める。
こんなにも彼が近くに。
陳腐な表現だけれど-心臓が止まりそう。
華夜子は泣きたくなるくらい、困り果ててしまう。
横を向いてしまった華夜子の頭に、今度は突如として、陸の右手が伸びた。
顔の両側の髪の毛を掬い、緩やかに頭上で留めたパールの飾り。
陸はそのバレッタに触れた。
「やっぱすげー似合ってる」
どぎまぎする華夜子をよそに、陸は続ける。
「すげー怖い。でも、その何倍もすげー可愛い女」
バレッタから彼女の髪へ-陸の指は移動した。
華夜子の胸は破裂寸前だった。
「…だ、だから。そういう事じゃなく。なんでそんな勿体ぶるの。言えない何かなの?」
舌をもつれつつ、なんとか喋る華夜子に、陸は顔を赤くした。
/1890ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ