この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第29章 嫉妬
陸は再び、彼女に言わせようとする。
例え本当に聞こえていなかったとしても。
何を言ったかは、これ以上ないくらい明白なのに。
「…だからっ。知りたいって」
明らかに調子に乗り始めた彼に、いらいらしつつ。
もう絶対聞こえないなんて言わせない為、さっきよりも大きく-というか、声を荒げて、華夜子は彼を睨んだ。
陸は後退りしつつ、肩を揺らす。
「勿体ぶらないでよっ」
強く叩くなんて実際には勿論しないが-彼に掴まれていた腕を解き、右手を大きく翳(かざ)す。
当然のように。
華夜子の右手首は、陸にあっと言う間に自由を奪われた。
「膝蹴りはするわ、こうやって手を上げようとするわ。華夜ってほんと-」
陸は彼女の手首を握り締めながら、口角を上げた顔を華夜子に寄せた。
/1890ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ