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蕩けるようなキスをして
第29章 嫉妬
「遠足前のガキみてーに、昨日の夜は興奮しまくりでさ。華夜と同じように、遅刻なんか絶対出来ないって、早く寝る事にしたんだけど。焦れば焦る程、目はどんどん冴えてきて、増々どきどきしてきて。それでもなんとか寝たと思いきや、すぐに目が覚め。またうとうとしたかと思えば、すぐに起きて…その繰り返し」
「…」
「一週間振りに華夜にもうすぐで逢える。そう思ったらもう、楽しみで、楽しみで。マジ、寝てるどころじゃなかった」
色気漂う扇情的な双眸で誘惑してきたかと思えば、今度はまるで本当に遠足前の子供の如く。
微かに頬を紅潮させ、照れ隠しに栗色の髪を乱暴に掻き乱す。
なんなの。
なんなの、あなた。
その対照的なふたりの彼に、翻弄される。
一体どっちのあなたが、真実(ほんとう)なの?
どっちのあなたが、本物?
「…」
「一週間振りに華夜にもうすぐで逢える。そう思ったらもう、楽しみで、楽しみで。マジ、寝てるどころじゃなかった」
色気漂う扇情的な双眸で誘惑してきたかと思えば、今度はまるで本当に遠足前の子供の如く。
微かに頬を紅潮させ、照れ隠しに栗色の髪を乱暴に掻き乱す。
なんなの。
なんなの、あなた。
その対照的なふたりの彼に、翻弄される。
一体どっちのあなたが、真実(ほんとう)なの?
どっちのあなたが、本物?

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