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蕩けるようなキスをして
第3章 中庭
今日は快晴。
気温が一日の内で最も高くなるであろう時間帯に近付いてる現在、あまり長い間、外には出ていたくない-そんな太陽の照りが降り注いでる。
外に足を踏み入れた途端。
日差しの高さに陸は空を仰いで、一瞬両眼を細めたが、すぐにまた歩を進め始めた。
「…何しに?」
華夜子の呟きに、陸は、
「散歩?」
「この暑いのに?」
「と、俺も思ったけど。他にも結構いるじゃん、ほら」
陸は顎で前方を示した。
日陰に置かれたベンチに座って、昼食を食べる女子学生。
とっくに食事を済ませ、談笑している男子達。
元気にバレーに興じているグループもいる。
そんな彼らの間を縫うように、陸はゆっくりと、足を進めてゆく。
気温が一日の内で最も高くなるであろう時間帯に近付いてる現在、あまり長い間、外には出ていたくない-そんな太陽の照りが降り注いでる。
外に足を踏み入れた途端。
日差しの高さに陸は空を仰いで、一瞬両眼を細めたが、すぐにまた歩を進め始めた。
「…何しに?」
華夜子の呟きに、陸は、
「散歩?」
「この暑いのに?」
「と、俺も思ったけど。他にも結構いるじゃん、ほら」
陸は顎で前方を示した。
日陰に置かれたベンチに座って、昼食を食べる女子学生。
とっくに食事を済ませ、談笑している男子達。
元気にバレーに興じているグループもいる。
そんな彼らの間を縫うように、陸はゆっくりと、足を進めてゆく。

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