この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第26章 彼の隣り
「嘘なんか言ってない。だってほんとに似合うと思ったから」
言って、陸はバレッタを華夜子の手から取り、華夜子の前髪近くに器用に軽く留めた。
「ほら、すげー似合ってる」
近くにあった、確認用の小さな鏡を見るよう促す。
そうまでされたら、恥ずかしがりながらも、ちょっと覗いてみない訳にはいかない。
「ほら、すげー可愛い」
鏡に映った華夜子の姿に、陸はいつもの甘過ぎる微笑みを向けた。
可愛い-そんな事、滅多に言われ慣れていないから。
例えお世辞だとしても。
分かっていても。
赤面せずにおられない-…。
鏡の中の華夜子は、なんて返したら良いのか惑い、彼が髪につけてくれたバレッタを照れ隠しに手で弄ぶ。
そんな華夜子の耳に、少し離れた場所にいた、三人の女子グループの会話が飛び込んでくる。
彼女たちは小声で、こちらには聞こえてないつもりだろうけれど、はっきり言って丸聞こえだった。
/1890ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ