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蕩けるようなキスをして
第24章 誰のことも
すげー嬉しい-告白をした陸も。
すげー嬉しい-告白を受けた華夜子も。
ふたり揃って鼓動は速さを増し始め、羞恥により頬には薄っすらと紅が、差した。
駅まであと僅かの歩道の真ん中で。
手を繋いだまま、どちらからともなく、歩みが止まった。
互いに俯き加減で、無言のまま、佇む。
照りつける太陽の下(もと)、生温い風が、ふたりの間を突き抜ける。
沈黙の出口を探り、陸は目の前の彼女の様子を伺う。
ちょうど長い髪の毛全てを右手で掻き寄せ、右肩側に持っていってるところを、偶然目撃する。
滅多に見る事の叶わない白い項が覗き、激しく動揺してしまう。
思春期の中学生か-自分で突っ込みたくなる。
女のそれを見た事なんて、初めてでもないのに。
一日に何度興奮したら気が済むんだ、俺は-思いつつ、僅かの罪悪感を持ちながらも、再度、覗き見してしまう。
すげー嬉しい-告白を受けた華夜子も。
ふたり揃って鼓動は速さを増し始め、羞恥により頬には薄っすらと紅が、差した。
駅まであと僅かの歩道の真ん中で。
手を繋いだまま、どちらからともなく、歩みが止まった。
互いに俯き加減で、無言のまま、佇む。
照りつける太陽の下(もと)、生温い風が、ふたりの間を突き抜ける。
沈黙の出口を探り、陸は目の前の彼女の様子を伺う。
ちょうど長い髪の毛全てを右手で掻き寄せ、右肩側に持っていってるところを、偶然目撃する。
滅多に見る事の叶わない白い項が覗き、激しく動揺してしまう。
思春期の中学生か-自分で突っ込みたくなる。
女のそれを見た事なんて、初めてでもないのに。
一日に何度興奮したら気が済むんだ、俺は-思いつつ、僅かの罪悪感を持ちながらも、再度、覗き見してしまう。

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