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蕩けるようなキスをして
第24章 誰のことも
目が合うと、華夜子は陸に笑ってみせた。
「ひとを好きになるのに、理由や理屈は関係ない。ひと目で恋に落ちる時もある。大嫌いだったひとをいつの間にか好きになってる事もある。…例えどんなに、年が離れていたって。人を好きになるのに、何故なんて必要ない。好きなものは好き。その想いは、私もよく分かるよ」
華夜子の大きな瞳が陸を捉えた。
彼女のそれは、気のせいか、潤んでいるようにも見えた。
陸は一瞬、呼吸も忘れ、心奪われてしまう。
ふたりの視線が、繋がる。
互いに互いが惹かれ、見詰め合う-しかし、すぐに、華夜子は恥ずかしそうに目線を逸らしてしまった。
「…なんて。自惚れてる言い方しちゃった。ごめんね」
彼が自分を好きな事を大前提で思わず、調子に乗って喋ってしまった。
冷静に考えると、滅茶苦茶、恥ずかしい…。
はにかむ姿が、可愛かった。
普段は見せない、気恥ずかしさに染まった彼女の顔は文句なく、可愛かった。
「ひとを好きになるのに、理由や理屈は関係ない。ひと目で恋に落ちる時もある。大嫌いだったひとをいつの間にか好きになってる事もある。…例えどんなに、年が離れていたって。人を好きになるのに、何故なんて必要ない。好きなものは好き。その想いは、私もよく分かるよ」
華夜子の大きな瞳が陸を捉えた。
彼女のそれは、気のせいか、潤んでいるようにも見えた。
陸は一瞬、呼吸も忘れ、心奪われてしまう。
ふたりの視線が、繋がる。
互いに互いが惹かれ、見詰め合う-しかし、すぐに、華夜子は恥ずかしそうに目線を逸らしてしまった。
「…なんて。自惚れてる言い方しちゃった。ごめんね」
彼が自分を好きな事を大前提で思わず、調子に乗って喋ってしまった。
冷静に考えると、滅茶苦茶、恥ずかしい…。
はにかむ姿が、可愛かった。
普段は見せない、気恥ずかしさに染まった彼女の顔は文句なく、可愛かった。

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