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蕩けるようなキスをして
第23章 繋いだ手
「華夜子の好きな物を食べに行って、華夜子の行きたい場所に行くに決まってる」
初めてのデートだろ-陸の蕩けそうに甘い笑顔に、華夜子の不安は瞬時に、溶けた。
言って、陸は再び歩き出す。
繋いだ手はそのままに。
けれど、歩くスピードは先程までより緩やかに。
自分の数歩後ろを必死について来ていた彼女に合わせる如く、明らかに、歩を進める速度を落としていた。
まだ速かったりはしないだろうか-僅かに顔を振り返り、気遣う素振りさえ見せた。
一緒の誰かのスピードに合わせて歩く-今まで、そんな事、あまり深く考えた事もなかった。
でも。
今は彼女が、一緒で。
自分が早過ぎるのか、または彼女が遅いのか。
ああ、そうか。
男の自分よりも女の彼女の方が、元来の身体の作りの違いか何かで、どうしても遅くなってしまう?
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