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蕩けるようなキスをして
第23章 繋いだ手
とにかく。
彼女と。
手を繋いで、どこまでも一緒に歩きたい。
手を繋いで、隣り同士で一緒に歩きたい。
慣れぬ彼の努力の賜物か。
やがて、華夜子の頭は、陸の右肩辺りに揃うようになる。
陸は嬉しさに緩む口元を、抑える事が出来ない。
そっと、隣りを盗み見する。
俯き加減で、自分の隣りに寄り添うように歩く、彼女。
残暑の迫り来る、熱気の中。
熱気が、彼女の香しい匂いを包み込み、自らの鼻腔まで届ける。
さっきは想像だけだった。
でも、今は、違う。
確かに手を握り。
腕も肩も今しも触れ合いそうなくらい側にいる彼女の、それ。
彼女と。
手を繋いで、どこまでも一緒に歩きたい。
手を繋いで、隣り同士で一緒に歩きたい。
慣れぬ彼の努力の賜物か。
やがて、華夜子の頭は、陸の右肩辺りに揃うようになる。
陸は嬉しさに緩む口元を、抑える事が出来ない。
そっと、隣りを盗み見する。
俯き加減で、自分の隣りに寄り添うように歩く、彼女。
残暑の迫り来る、熱気の中。
熱気が、彼女の香しい匂いを包み込み、自らの鼻腔まで届ける。
さっきは想像だけだった。
でも、今は、違う。
確かに手を握り。
腕も肩も今しも触れ合いそうなくらい側にいる彼女の、それ。

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