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蕩けるようなキスをして
第22章 今はいない彼
苦痛に歪む、陸の顔。
こんなの。
こんな自分じゃない他の男の痕跡なんて。
激しく嫉妬する自分の醜さに辟易する。
そして、妬くぐらいしか出来ない自分の不甲斐なさに、これまた激しく腹が立つ。
目線を外した陸の姿に、華夜子の胸は、ちくちく痛む。
華夜子は彼を気にしつつ、尚且つ、左の手の薬指を見詰めながら、重い口を開(ひら)いた。
「…陸が思っている通り、これは彼から貰った指輪の跡だよ」
誰の目にも触れさせた事はない。
誰もあなたと私の事は知らない。
誰にもあなたと私の事は知られないようにしてきた。
あなたがくれた、愛の証。
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