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蕩けるようなキスをして
第19章 一カ月ぶりの
「…俺がここにいるってメールで送ったから、来てくれたの?」
真摯な瞳で、問われた。
華夜子がすぐに口を開けないでいると、陸は苦笑した。
「…なんて。自惚れ過ぎか」
再度目線を外された。
そんな彼の姿に、華夜子は今度こそ、真実を告げる。
「…そうだよ」
彼女の呟きに、陸は不審そうな目をこちらに向けた。
「陸が大学の図書館にいるって言ったから。だから私、ここに来た」
陸の両眼がみるみる、見開かれてゆく。
「陸に逢いに。陸に訊きたくて。ここに来たよ」
何かを言いたそうに僅かに動く、彼の唇。
けれど。
こんな状況、まさか予想もしていなかったから、なんて言ったらいいのか分からない。
だから。
真摯な瞳で、問われた。
華夜子がすぐに口を開けないでいると、陸は苦笑した。
「…なんて。自惚れ過ぎか」
再度目線を外された。
そんな彼の姿に、華夜子は今度こそ、真実を告げる。
「…そうだよ」
彼女の呟きに、陸は不審そうな目をこちらに向けた。
「陸が大学の図書館にいるって言ったから。だから私、ここに来た」
陸の両眼がみるみる、見開かれてゆく。
「陸に逢いに。陸に訊きたくて。ここに来たよ」
何かを言いたそうに僅かに動く、彼の唇。
けれど。
こんな状況、まさか予想もしていなかったから、なんて言ったらいいのか分からない。
だから。

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