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蕩けるようなキスをして
第19章 一カ月ぶりの
馬鹿みたいに、ただ、繰り返すしかない。
「華夜子。俺、すげー嬉しい」
屈託なく笑う。
この高揚感を一体どこまで持っていけばいいのか。
この昂ぶった心をどうやって静めればいいのか。
この俺に。
会いに来てくれた、なんて。
それだけでもう、十分なのに。
贅沢で、欲張りで、果てを知らない、自分。
このままもっと話がしたい。
このままもっと一緒にいたい。
もしもの話。
今日、もしも。
もしも、少しでも時間があるのなら。
これから-…。