この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第2章 櫻葉陸
困惑する彼女をよそに、陸は肩を震わせながら、教室の入り口に一番近い机の上に腰を下ろした。
更にその長い左脚も、行儀がいいとは決して言えない、まさかの靴を履いたまま、上に乗せた。
華夜子は思わず、窘めずにはいられなかった。
「ちょっと、汚いじゃん…!」
机に足を乗せる行為自体どうかと思うのだが、やるのならせめて、靴を脱いで欲しい。
しかし、そんな彼女の注意も、彼にとってはどうでもいいみたいで、
「おねーさん、辛辣」
陸はぴたりと、笑いを収め、華夜子を見遣った。
今の今まで笑い転げていたのに、急激な変化。
さっきまでのは、まるで演技でもあったかのような。
華夜子はそんな彼の様子に、戸惑ってしまう。
「頭の弱い取り巻きってさあ、一応友達なんだからさ」
左耳のピアスを弄びながら、陸は咎めるように、華夜子を見た。
更にその長い左脚も、行儀がいいとは決して言えない、まさかの靴を履いたまま、上に乗せた。
華夜子は思わず、窘めずにはいられなかった。
「ちょっと、汚いじゃん…!」
机に足を乗せる行為自体どうかと思うのだが、やるのならせめて、靴を脱いで欲しい。
しかし、そんな彼女の注意も、彼にとってはどうでもいいみたいで、
「おねーさん、辛辣」
陸はぴたりと、笑いを収め、華夜子を見遣った。
今の今まで笑い転げていたのに、急激な変化。
さっきまでのは、まるで演技でもあったかのような。
華夜子はそんな彼の様子に、戸惑ってしまう。
「頭の弱い取り巻きってさあ、一応友達なんだからさ」
左耳のピアスを弄びながら、陸は咎めるように、華夜子を見た。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


