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蕩けるようなキスをして
第2章 櫻葉陸
え?-確認するより早く、いきなり走り出した彼に引きずられるように、手を掴まれたままの華夜子もまた、従うしかない。
「え?ちょっと、何?なんなの?」
次々疑問を声に出してみるものの、どれも彼は答えてくれない。
その整った横顔をよくよく見れば、まだ笑いは収まっていないようだったので、話せる状態ではなかったのかもしれないけれども。
とにかく、廊下を走りきり、やがて、一つの小さな講義室前に到着する。
ここは-華夜子は一瞬、尻込みする。
陸はなんの迷いもなく、ドアに手をかけ、教室に入る。
朝一の授業では使用しないらしく、中には誰もいなかった。
目の前にいる彼が、昨日、クラスメートの彼女と抱き合っていた、場所-。
扉を閉め、ようやく、陸は華夜子の左手を解放した。
そして、数秒後にまた始まる、爆笑。
身を捩って笑う彼を、華夜子は叱り付ける。
「ちょっと!いい加減、笑うの止めなさいよっ。何がそんなにおかしくて…!」
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