この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第73章 RtoK
「冬の朝。陸と繋いだ手だけは、こんなに温かい。私を置いて、ひとりで冷たくなって、勝手に遠くへ行ってしまった先生とは違う」
泣きながら。
そして、笑いながら。
華夜子は陸を揶揄した。
「どうして陸は、いつも先生と比べたがるの?自分が先生よりも劣っているのが前提なのはどうして?先生の何を妬く必要があるの?羨ましがってるのは先生の方。…だって私、こんなにも陸の事が好きだもん。先生よりも」
-高階先生、滅茶苦茶陸に嫉妬しているよ。
華夜子の言葉に、陸の目頭が熱くなる。
目が覚める思いだった。
生きて、健康で、こうして毎日彼女と一緒にいられる。
それに勝る幸せなんて有り得ないのに。
先生はそれが叶わず、いなくなってしまったのに。
なんてくだらない事を、いつも思い悩んでいたのだろう。
/1890ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ