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蕩けるようなキスをして
第73章 RtoK
冬の早朝。
歩道に突っ立ったまま、連れの女を号泣させてる男の図-最低過ぎる。
陸はすぐさま、泣きじゃくる華夜子の身体を抱き寄せた。
擦れ違う通行人の奇異な眼差し。
責めるような目が、陸に突き刺さるが-これ以外にどうしようもない。
「…こうなるんじゃないかと予想はしてたんだよな」
「…」
「悩んだんだよ。どこで渡そうかなって。でも、驚かしてやりたくて。凄く、喜ばせてやりたくて。だから-」
-でも、びっくりさせ過ぎちゃったかな。
陸の呟きに、華夜子は全力で首を振る。
「驚いたけど…びっくりしたけど…でも」
-すごく、すごく、嬉しい。
自分に縋りながら、絞り出すように告げてくる華夜子に、陸の胸にも熱いものが迫る。
どうしてこんなに可愛いのだろう-もう擦れ違う他人の目など、どうでも良かった。
強く彼女を抱(いだ)き、その頭を何度も何度も撫でてやる。
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