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蕩けるようなキスをして
第73章 RtoK
「…りく」
歩道の真ん中で、華夜子の歩みがストップした。
手を繋ぐ陸の足もまた、当然のように止まる。
華夜?-陸が口を開くより早く、彼女が泣き出しそうな表情で訊いてきた。
「りく…私の気のせいかな?」
震える声で、華夜子は呟く。
「ポケットの中に…その…何かが入ってる気がして」
真摯に訴えてくる華夜子に、やがて陸の双眸の色が和らいだ。
「確かめてみたら?」
握っていた華夜子の右手を離し。
陸は自分の手だけをポケットから抜いた。
そこに残された華夜子の指先が恐々中を探り-それを掴んだ。
この感触-間違いなかった。
もう、疑いようがなかった。
華夜子は急いで陸を見詰める。
自分を見詰め返す彼は-ただ、優しかった。
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