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蕩けるようなキスをして
第72章 最愛
「いいよって。こうして入院してみて、改めてひとりは淋しいなって思った。私が毎日お見舞いに来てくれてるお蔭で、どれだけ精神的にも救われているか知れないって。…だから、一緒になろうって。自分の代わりに役所に行って、婚姻届をもらって来て欲しいって」
-華夜子の二十歳(はたち)の誕生日に、ふたりで出しに行こう。
高階先生はそう言って、冷たい唇でキスをしてくれた。
それまでには、きっと病気を治すから-その誓いは、守られる事はなかったけれど。
辛い事を思い出させてる-落ち着かせるように、陸は華夜子の頭を撫で、頬を撫でた。
そんな陸の思いに気付き、華夜子は口角を上げる。
「大丈夫だよ。…もう、大丈夫になったって言ったでしょ?」
そう言った口唇は陸に優しく啄まれ、華夜子は瞳を閉じる。
自分に口付けてくれるその唇は温かく-それだけで心満たされる。
温かで柔らかな唇は耳朶に移動し、華夜子を悩ませ始める。
陸の背に回した手に力を入れ、快感を告げそうになる自分自身をどうにか戒める。
いつの間にか、シャツのボタンを全て外されていた胸元に、陸の唇が這う。
今度は、我慢が出来なかった。
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