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蕩けるようなキスをして
第72章 最愛
「…華夜は、嬉しかった?」
「え?」
「高階先生に『結婚しよう』って言われて、華夜は嬉しかった?」
言葉に詰まった華夜子に、陸は微かに笑った。
「分かり切った質問だよな」
-だから、結婚したのに。
呟かれ。
ひとつめのボタンが外された。
ふたつめに手を伸ばされた時、華夜子は迷いながらも開口した。
「最初は、そうでもなかったよ?」
「え?」
「初めは何言ってるんだろうって。陸と同じ反応だよ。先生はともかく、私はまだ大学一年生で。結婚なんてまだまだ先の話で。淋しいって話をしただけなのに、どこをどうしたらいきなり結婚だなんてって-」
華夜子の言葉に、陸は少しほっとする。
ここで言われた瞬間から『天にも昇る程だった』などと聞かされたら、増々落ち込んでしまうところだった。
そしたらね-華夜子は意味あり気な微笑みを、陸に向けた。
「もの凄く困惑して、なんて答えたらいいんだろうって焦ってる私に、高階先生が言ってきたの」
ふたつめのボタンを外し終えたところで彼女の視線に気付き、陸は一旦手を止めた。
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