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蕩けるようなキスをして
第71章 証
「他のどんな時でも、先生の事を心に思ってもいいけれど。それを俺に隠す必要もないけれど。…けど。さっきも言ったけど、ああいう時だけは…俺だけを想っていて欲しい」
「…うん」
華夜子は赤くなりながらも、頷く。
自分は愛されていると。
こんなにも自分を愛してくれていると。
胸が幸せな気持ちで、満ちてゆく。
「…今日でもう何もかもを、最後にしようと思って」
やがて華夜子は、静かに口を開いた。
「先生からもらった指輪をお墓に入れて来れて。陸にも全てを話す事が出来て。陸が全てを受け入れてくれて。…先生の望み通り、新しい恋をして。そして、そのひとに私の過去も含めて全部を好きになってもらえた。もうほんと、これ以上の幸せはないなって、改めて思ったの」
自分を優しく包んでくれる、彼の温かさに安堵する。
「先生との事、ずっと忘れずにいた。思い続ける事が、先生がいなくなってからの日々の支えであり…余計に哀しみが長引いた理由でもあった。…でももう、陸がいるから。陸がこれからもいてくれるから。だから-」
-その気持ちに整理をつけようって。
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