この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
蕩けるようなキスをして
第69章 求める夜
「十日振りに華夜に逢えて、今日はほんとに嬉しかった。お茶して。映画を一緒に観て。イヴに行けなかったお店にも、やっと行けた。すげー美味しかったから、また行きたいな」
「…うん」
自分とおんなじ事を思ってくれてる彼に、華夜子も嬉しくなる。
「言い訳に聞こえるだろうけど。ちゃんと家に送って行くつもりだったんだよ、嘘じゃない」
ばつが悪そうな陸の表情に、華夜子は深く、頷く。
「うん、知ってるよ。陸は、ちゃんとしようとしてくれてた。…私が、陸の部屋に行きたいって言ったから。だから」
「うん。でも本当は、華夜ともっと一緒にいたいって思ってたから。一度誘われたぐらいで、すぐに心はぐらつくんだよ。説得力ないよな」
自嘲する陸に、華夜子は左右に首を振ってみせる。
「華夜と色んな話をするのが楽しい。色んな場所にふたりで行けるのも、ほんとに嬉しい。側にいるだけで、限りなく幸せだって思う。…なら、もうそれで十分だろって、思われそうだけど」
そこで陸は一呼吸置き-告げた。
/1890ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ