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蕩けるようなキスをして
第67章 彼だけ
「櫻葉陸が北海道出身だとは知らなかったけど…でも、白い恋人美味しいよね。大好き」
乃愛は催促するように、身を乗り出す。
陸は状況がすぐには呑み込めず、隣りに座る華夜子を見た。
視線が合えば、申し訳なさそうな表情をされる。
どうやら、何気ない会話の中で華夜子が漏らしたひとことに、乃愛が飛び付いてきたらしかった。
「勿論、私達の分も買って来てくれたんだよね」
留以と顔を見合わせた後(のち)乃愛に破顔され、陸はもう一度隣りを見る。
華夜子は苦笑いし、首を小さく縦に振る。
彼女の為に買ってきたものだ。
彼女がいいと言うのなら-自分は従うまで。
鞄からお菓子の箱を取り出し、包装を剥し、蓋を開ければ、乃愛の瞳が輝く。
あんまり食い入るように見詰めてくるから、陸も笑うしかない。
「何?そんな好物?」
「え、美味しいじゃん?…ねえ?」
乃愛は催促するように、身を乗り出す。
陸は状況がすぐには呑み込めず、隣りに座る華夜子を見た。
視線が合えば、申し訳なさそうな表情をされる。
どうやら、何気ない会話の中で華夜子が漏らしたひとことに、乃愛が飛び付いてきたらしかった。
「勿論、私達の分も買って来てくれたんだよね」
留以と顔を見合わせた後(のち)乃愛に破顔され、陸はもう一度隣りを見る。
華夜子は苦笑いし、首を小さく縦に振る。
彼女の為に買ってきたものだ。
彼女がいいと言うのなら-自分は従うまで。
鞄からお菓子の箱を取り出し、包装を剥し、蓋を開ければ、乃愛の瞳が輝く。
あんまり食い入るように見詰めてくるから、陸も笑うしかない。
「何?そんな好物?」
「え、美味しいじゃん?…ねえ?」

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