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蕩けるようなキスをして
第65章 返事
華夜子は更に困惑したようなそれで、陸に笑ってみせた。
「やっぱり私の事なんて、好きでもなんでもないんだなって」
陸の、息を呑む音がした。
「恋愛対象になるどころか、迷惑でしかなかったんだって。…そんなの、最初から分かり切ってたのに。十分、覚悟はしていたはずなのに。いざ、その現実を突き付けられると…やっぱり、ショックだったな」
「それは…」
なんて言ったら良いか分からずに、陸は言葉に詰まる。
その代わりのように、華夜子は後を続ける。
「…まあ、仮にも先生の立場で、教え子にちょっと言い寄られたぐらいで、すぐに馴れ馴れしくしてくるのもどうかと思うし。そういう面では決して揺るがない、真面目な先生が嬉しかった。…もう、諦めようと思った。好きでいる事。返事をくれない事が先生の返事だった。自分に相応の、周りにいる同級生でも好きになって、普通の楽しい恋愛をしようって-」
-思ったのに。
その時の自分の姿を思い出し、微かな苦い笑いが漏れる。
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