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蕩けるようなキスをして
第64章 代わりじゃない
見えない誰かの影に悩み。
もういない誰かに嫉妬し。
もういいだろと思った事は、一度や二度ではない。
こんなにも側にいるのに、まだ自分じゃだめなのかと。
こんなにも側にいたのに、結局自分じゃだめだったのかと。
散々思ったけれど。
死んでしまった誰かの代わりなどではなく、自分は自分で。
自分は彼女を選び。
彼女は自分を選んでくれた。
揺るぎないその事実が、堪らなく嬉しかった。
誰かを好きになって。
誰かに好きになってもらう。
当たり前なんかじゃない。
奇跡のようだと。
もういない誰かに嫉妬し。
もういいだろと思った事は、一度や二度ではない。
こんなにも側にいるのに、まだ自分じゃだめなのかと。
こんなにも側にいたのに、結局自分じゃだめだったのかと。
散々思ったけれど。
死んでしまった誰かの代わりなどではなく、自分は自分で。
自分は彼女を選び。
彼女は自分を選んでくれた。
揺るぎないその事実が、堪らなく嬉しかった。
誰かを好きになって。
誰かに好きになってもらう。
当たり前なんかじゃない。
奇跡のようだと。

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