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蕩けるようなキスをして
第64章 代わりじゃない
昨日までは、失意のどん底にいた。
どんなに認めたくなくとも、もう無理だと思った。
ひとり待つ冬の夜(よ)は寒くて、心折れそうだった。
なのに。
今朝はこうして、ふたり並んで手を繋いでる。
初めての夜を過ごして。
身も心も、蕩けるような甘美な時間だった。
夢だったのではないか-さり気なさを装い、陸は華夜子に身体を寄せる。
瞬間。
長い彼女の髪から、いつもと違う香りが匂ってくる。
自分と-同じ匂い。
その香りに、確かな現実なんだと気付かされる。
たったそれだけの事に、胸は温かくなり、身体は熱くなる。
誰のものでもない。
自分のものだと。
自分だけのものなのだと。
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