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蕩けるようなキスをして
第64章 代わりじゃない
そう思わせるような事、言ってしまっていたのだろうか。
そう思わせるような事、してしまっていたのだろうか。
華夜子の胸に不安が過(よぎ)る。
「私。陸と行きたい所がいっぱいあるの。陸と一緒にしたい事も沢山。先生とじゃなく、陸と。陸と行きたいし、陸としたい。もう、色んな場所に一緒に行って、ふたりで色んな事してるけど。でもこれからも、もっともっと、陸と-」
-ふたりで。
-いっぱい。
呟きは、陸が奪った。
ふたりの足が止まる。
もう何十回したか知れないのに、未だにこんなにもどきどきする。
お互いの唇が離れ、暫しキスの余韻に浸っていたが、突如現実を思い出し、華夜子は後ろを勢いよく振り返る。
歩道には-誰もいなかった。
前方も確認するが-運良く?いない。
そう思わせるような事、してしまっていたのだろうか。
華夜子の胸に不安が過(よぎ)る。
「私。陸と行きたい所がいっぱいあるの。陸と一緒にしたい事も沢山。先生とじゃなく、陸と。陸と行きたいし、陸としたい。もう、色んな場所に一緒に行って、ふたりで色んな事してるけど。でもこれからも、もっともっと、陸と-」
-ふたりで。
-いっぱい。
呟きは、陸が奪った。
ふたりの足が止まる。
もう何十回したか知れないのに、未だにこんなにもどきどきする。
お互いの唇が離れ、暫しキスの余韻に浸っていたが、突如現実を思い出し、華夜子は後ろを勢いよく振り返る。
歩道には-誰もいなかった。
前方も確認するが-運良く?いない。

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