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蕩けるようなキスをして
第64章 代わりじゃない
「りく…?」
-なんの事?
華夜子が首を傾げると、ほんの僅か、陸の口角が上がる。
「高階先生と行きたかった所。高階先生としたかった事。俺とじゃだめ?先生としか行きたくなかった、先生としかしたくない…そう言われたら、どうしようもないけれど。でも、もしも。もしも、そうじゃないのなら。俺でもいいかって思ってくれるのなら。これから俺と、色んなとこに行こう?俺と、色んな事しよう?俺、喜んで付き合うからさ。俺、華夜とならどこに行っても、何をしても、ほんとに楽しいからさ。…華夜が、良ければだけど」
自信なさげな陸の声音に、華夜子は驚き、呟く。
「…陸は高階先生じゃないよ?」
どうしてこんな事を彼は言うのだろう?
「…知ってる。俺なんか、足元にも及ばないって」
自嘲する陸に、華夜子は首を何度も振る。
「高階先生が陸じゃないのと同じように、陸は陸だよ。陸を先生の代わりだなんて思った事、一度もない」
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