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蕩けるようなキスをして
第61章 恋と憧れ
翌週の、最終時限の講義終了時。
暫く席に座ったまま、留以と新しくオープンしたカフェに行く話題で盛り上がっていると、
「楽しそうだね」
教卓の上を片付け終え、大教室を出ようとしていた高階先生が、横切る際に声を掛けてきた。
「えっ…あ、はいっ?」
そんな展開をまさか予想してしていなかったので、焦ったなんてもんじゃなかった。
机に頬杖をついて、ちょっとだらしない格好だったのが、途端に手を解き、背筋が伸びた。
もう考えないなんて言っておきながら-結局は気になっているのは明白だった。
心臓はやっぱりどきどきし。
この胸の高まりは、どう説明すればいいのだろう-。
そんな胸中を見透かしてか、隣りにいた留以が突如立ち上がった。
「あ、私。ちょっと電話しなきゃいけないんだった。カフェテリアにいるから、後で来てよ」
鞄を抱え、先生に頭を下げ、留以は足早に教室を出て行った。
呼び止める間もなかった。
留以の背中を追い、扉を眺めていると、再び先生が口を開いてきた。
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