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蕩けるようなキスをして
第60章 T
一呼吸置き、なんとか先を続けようとしていると、陸が口を開いてきた。
「…高階(たかしな)」
その囁きに、華夜子は文字通り、心臓が止まるかと思った。
「高階透(とおる)…先生?」
驚愕に華夜子が急いで彼を見れば、陸は微かに口角を上げてみせた。
「りく…?」
なんで?
どうして?
全て顔色に表れていたようで、陸に苦笑いされる。
「なんて顔してんだよ」
強張り-ともすれば、泣きそうなそれをしていたのかもしれない。
陸は華夜子の張り詰めた心を解すかのように、彼女の額をわざと強めに小突いた。
「いたっ」
眉を顰(しか)めた華夜子に、陸は声を立てて笑った。
そして、痛くさせてしまった彼女のおでこに、優しく口付けた。
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