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蕩けるようなキスをして
第59章 蕩ける夜
「私、結構強いから」
-だから、大丈夫。
逆に華夜子に励まされる形となった陸は、彼女の強さに救われ、弱々しくながらも口元を緩めた。
「好きだよ、華夜-」
彼女に軽く口付け、陸は身体を起こした。
ベッドのヘッドサイドの引き出しを開け、ひとつの包みのようなものを取り出す。
その四角い包みを破く陸の手元を、華夜子はなんとなしに無言で追う。
そんな彼女の視線に気付いた陸は、悪戯な子供のような顔を華夜子に向け、言った。
「コンドーム、つけさせて?」
華夜子の頬は一瞬で焼けるように熱くなる。
大急ぎで目線を逸らす彼女が、とてつもなく可愛かった。
陸は苦笑いを浮かべつつ、それを自身の勃ち上がったものに着けると、華夜子の太股を割り、自らに引き寄せた。
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