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蕩けるようなキスをして
第10章 卵焼き再び
驚く彼女を尻目に、陸は言った。
「痛みなんて。華夜子が手を離してくれた時から、すぐになくなった」
傷跡も、もうなくなってるだろ-陸は言い、すぐその手を引っ込めてしまった。
それが本当かどうか-あまりに目の前過ぎて、正直、よく分からなかった。
さっきまでも、何度か垣間見ようと密かにしていたのだが-最初は遠くに座られてたし、視力があんまり良くなかったりで、はっきりとは確認出来ていなかった。
なんとなく、傷はまだありそう-ぼんやりと見えた程度で。
もっとはっきり、ちゃんと見せてもらわないと分からない-すっきりしない表情の華夜子に、陸は声を発した。
「あの時は、俺が悪かった。だから、多少の痛みは、罰として伴って当然だ。華夜子が申し訳ないなんて、ちっとも思う必要なんてない。…だから、もう気にせずに、食べて。時間が増々なくなってしまう」
そう言って、陸は優しく、彼女を促す。
納得した訳ではないが、とりあえず、華夜子もそれに従う。
再び、動き出す、箸。
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