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蕩けるようなキスをして
第59章 蕩ける夜
「…はい」
この人で良かった。
この人じゃなきゃだめ。
改めて気付かされ-華夜子は嗚咽を漏らした。
放って置くと、号泣し兼ねない華夜子の雰囲気に、陸は眉を寄せる。
「…泣くなよ。華夜の泣き顔は俺、もう見たくないんだよ」
「…ん」
陸の言葉に頷くものの、急には止められるはずもなく。
早く泣き止めとばかりに、涙で濡れた華夜子のまなじりを、陸はちょっとだけ強く擦る。
「…ってかさ。自分で脱がせておいてなんだけど、ほんといい加減寒いだろ?風邪ひいたら大変だ」
促され、華夜子はベッドから身を起こす。
掛け布団の下に重ねてあった毛布を引っ張り出し、陸は彼女の身体を包(くる)む。
「…陸の匂いがする」
いつも腕に抱かれる度に香るそれが、今は包まれた毛布からしてくる。
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