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蕩けるようなキスをして
第59章 蕩ける夜
思いも寄らない事を言われ。
逆に今度は、華夜子が黙ってしまう番だった。
考えあぐねていると、陸が再び口を開いた。
「知らなくて。…その、華夜が初めてだって。勝手な思い込みで、そうじゃないって思っていたから。初めてじゃないのを前提にしてたから。そうと知っていたら、もうちょっとやり方が違ってたと思う。…謝って済む問題じゃないけど、ごめん」
-許して、華夜。
重ねて謝られ、華夜子は弾かれたように答える。
「そんな謝ってこないで。陸は何も悪い事してないよ。悪いと言うのなら、もっと早くに教えなかった私が-」
-悪い。
続けようとしたが、それを陸は遮る。
「いや。最初に確認しなかった俺が、やっぱり悪かった。きっと華夜は、もっと早くに話してくれようとしてたのに。俺が聞こうとしなかったから…だから、こんな直前になってやっと言ってくれたんだろ?」
逆に今度は、華夜子が黙ってしまう番だった。
考えあぐねていると、陸が再び口を開いた。
「知らなくて。…その、華夜が初めてだって。勝手な思い込みで、そうじゃないって思っていたから。初めてじゃないのを前提にしてたから。そうと知っていたら、もうちょっとやり方が違ってたと思う。…謝って済む問題じゃないけど、ごめん」
-許して、華夜。
重ねて謝られ、華夜子は弾かれたように答える。
「そんな謝ってこないで。陸は何も悪い事してないよ。悪いと言うのなら、もっと早くに教えなかった私が-」
-悪い。
続けようとしたが、それを陸は遮る。
「いや。最初に確認しなかった俺が、やっぱり悪かった。きっと華夜は、もっと早くに話してくれようとしてたのに。俺が聞こうとしなかったから…だから、こんな直前になってやっと言ってくれたんだろ?」

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