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蕩けるようなキスをして
第57章 クリスマス・イヴ
今夜だけはもうちょっとだけ、一緒にいさせて。
きちんと家まで送り届けるから-まだ見た事もない彼女の母親に心の中で謝り、陸は華夜子の手を取った。
握った彼女の左手は-四時間外にいた自分よりも遥かに、冷えていた。
「華夜、手袋は?」
秘かにずっと疑問だった事を、陸は尋ねる。
華夜子は途端、決まりの悪そうな表情になり、告げた。
「…途中まではしてたんだけど。一回お手洗いに行った時に外したら、どうやらそこに置き忘れて来ちゃったみたいで」
「…ったく」
-しょーがねーなぁ。
乱暴にもとれる呟きを、漏らしつつ。
陸は華夜子の手を握ったまま、自らのコートのポケットに突っ込み、歩き出した。
華夜子は驚いて、陸の横顔を見上げる。
そんな彼女に気付き、陸はその整った顔に色気を漂わせ、笑った。
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