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蕩けるようなキスをして
第57章 クリスマス・イヴ
陸の呟きに、華夜子は激しく何度も首を振る。
「陸は何も悪くない。ほんとに何も。全部私が。私がちゃんと…!」
ちゃんと言わなきゃいけないのに、嗚咽が邪魔してまたきちんと言えない。
そんな自分が悔しくて、更なる涙を呼び起こす。
「そんなに激しく泣くなよ、頼むからさ-」
周りの注目を一気に浴び始め、陸は怯え出す。
道行く人々の白い目は-明らかに、自分に注がれている。
数日前の大学での出来事が甦る。
まあ、全然自分が関係ないかって言うと、今回もそうじゃないので-陸は、諦めの溜め息を吐(つ)く。
「ご、ごめんなさ…っ」
なんとか謝るものの。
しかし、流れる涙をどうする事も出来ず、華夜子はそんな自分自身に途方に暮れる。
泣きじゃくる彼女に手を伸ばし掛け-陸の動きは、止まる。
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